12/5 N響定期@東京芸術劇場2021/12/06 10:45

昨日は池袋の芸術劇場でN響の定期演奏会を聞いてきました。オミクロン株の影響で、都内の演奏会は指揮者、ソリストの変更が相次いでいますが、この日振ったガエタノ・デスピノーサという人も、どこからかスライドしてこの日の演奏に合わせたみたい。聞くところによると、年末餅代稼ぎの第九もあっちこっちのオケで指揮者・ソリストの変更が大変らしい。

まず最初にブラームスの『ハイドンの主題による変奏曲』。爽やかな管楽器のコラールで始まり、弦楽器がいかにもブラームスって感じの刻みを奏でて心地よい演奏。2曲目は小林海都という人のピアノで、バルトークのピアノコンチェルト第3番。初めて聞く名前ですが、まず特筆すべきはその音の美しさ。まだ二十歳代だと思いますが、非常に繊細な神経をもって演奏しているのがわかります。勢いで突っ走る演奏が横行する中、このように研ぎ澄まされた演奏は貴重かもしれません。ただしこの年代には次々と有望な新人が現れ、隅々まで神経が行き届いた丁寧な音楽をやっているという現実もあり、一世代上の演奏家達とは一線を画す頼もしい若手が育ってきている、そんな感じもする今日このごろでございます。

後半はシェーンベルクの『浄められた夜』。N響の実力を遺憾なく発揮した名演だったと思います。ロマン派の断末魔の叫びのようでもありますが、その一方で最後に向かって透明な響きを獲得していく、一服の清涼剤あるいはカタルシスを味わった感があります。

宝厳院2021/12/06 13:14

天龍寺の塔頭、宝厳院です。








天龍寺には夢窓国師が設計した大きな庭がありますが、宝厳院は小ぢんまりとした可愛らしい庭です。








紅葉の盛りはとっくに過ぎて、散り紅葉もあまりきれいとは言えませんが、それでもこの庭は良く出来てるなぁって、ため息が出るほど美しい。










さながらマリー・アントワネットの田舎家といった風情。


今真っ赤に染まっているのはドウダンツツジです。




光悦寺垣っていうのかな、なだらかな曲線が好きです。




宝厳院の外壁。


庭もいいんですが、塀に沿った帰り道もなかなか風情があります。



北野天満宮2021/12/06 13:35

上七軒のほど近く、天神様に行ってみました。御土居の紅葉はとっくに盛りを過ぎていて、ちょっと残念。

天神様といえば牛。




ピッカピカの撫牛


もちろん抗ウイルス・抗菌加工です。


それにしても人間の手が触れるとテカテカになるんですねぇ。


石の牛ですが、ちょっと色っぽい。目にガラス玉でも入っているのかな。


やけに立派なライオン像。


紅葉の色がかな〜り汚らしい。


なるべく逆光になるように撮ってはいるんですが、きれいな方は一層きれいに、そうでない方はそれなりに・・・








本殿の屋根は檜の皮をはいで張り合わせた檜皮葺。


御土居の上から見るとトンガリ屋根がやたらと目立ちます。






もみじ苑を出たところに老松の茶店も出ていましたが、紙コップにほうじ茶を入れてくれるだけで、お菓子や団子はお持ち帰りのみということでした。



平等院2021/12/06 23:29

朝目覚めたら東の空はドピーカン。

左奥の小高い山が比叡山。中央から右に連なるのが東山。


左端に平安神宮の鳥居、その右側が京セラ美術館、右寄りに動物園の観覧車。北の方角は雲が多いですね。


宇治にやってきました。


宇治橋は快晴です。




ここから平等院






松と藤棚と紅葉


池の畔に出てきました。


平等院は紅葉の名所ってわけじゃないと思いますが、京都の南の方に行けば少しは紅葉が残っているんじゃないかと思って来てみました。


風がなく、水面に映る鳳凰堂がなかなかよろしゅおます。






アサー!!!


行ったことないけど毛越寺ってのもこんな感じでしょうか。








ヨルー!!!








鳳凰堂の南側。