暑い2018/09/07 16:10

今日も最高気温31℃。前線が停滞しているみたいで、そこに吹き込むぬめっとした南風が極めて不快です。

チャイナ・ドールが見頃になってきました。



カワラナデシコ


パレード



マダム・アルフレッド・カリエール

サハラ

レディ・ヒリンドン




この間の台風でサルスベリの花はほとんど散ってしまいました。

もう一回咲くのかなぁ。

北西の空に前線の雲がかかっています。




バラがジャングルのようになっています。どうやら夏の終わりが見えてきたようなので、来週にはスパッと半分程度に剪定します。









今日はK361の第3楽章、ですがその前に、映画『アマデウス』のワンシーン。もう30年以上前に1度か2度見ただけなんで細部は失念していますが、場所はウィーンのホーフブルク(宮殿)。宴の前の宴会場のような部屋に宮廷作曲家のサリエリが一人佇んでいると、モーツァルトと女の子(たぶん後に結婚することになる)コンスタンツェが飛び込んできます。二人は逆さ言葉で遊び、「う○こ」とか「ボクと結婚しない?」とかまあワンコロのように戯れます。

ちなみにコンスタンツェ・ウェーバーはロマン派の作曲家ウェーバーのいとこにして、世界3大悪妻の一人。もう一人はソクラテスの妻クサンティッペ、もう一人はトルストイの妻ソフィア。夏目漱石の妻もどこかに入れてやりたいところだが・・・

謁見の間にモーツァルトの雇い主にして天敵の大司教コロレード猊下が入室。モーツァルト抜きで音楽が始まります。その音楽がまさに361の第3楽章アダージョ。ちょっと離れた部屋で戯れていたモーツァルトはその音楽を耳にして、「ボクの音楽だ。ボクなしで始めやがった」と言って広間に走って行きます。その音楽の何と美しいこと。サリエリはあのガキがこの曲を作ったのを知り、彼我の才能の差を思い知ります。


アンサンブル・ゼフィロでK361の第3楽章アダージョ。ゆったりした伴奏音型に乗って様々な管楽器が絶妙なソロを聴かせてくれます。『アマデウス』の音楽の選定はみごとでしたが、如何せん演奏がマリナーのところですから、ここまで美しい響きというわけにいきませんでした。あの映画の印象が薄いのは演奏が酷かったからかなぁ。