フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮 レ・シエクル ― 2018/06/13 16:57
昨日(6月12日)はオペラシティでロト指揮のレ・シエクルを聞いてきました。まずはドビュッシーの『牧神の午後』。冒頭のフルートのソロですが、もともとモダンオケの輝かしい音色でアンニュイな曲想を吹いてもって感じはあったんですが、この世紀の交の時期の楽器を使うともっと木訥な面白さがでてきます。かなりゆったりとしたテンポで吹き始めますが、微妙なイントネーションの変化を用いてまどろみから覚める牧神の意識を表現していました。フルートが目立つけど、ワキのオーボエも太くていい音してたねぇ。
続いてドビュッシーの『遊戯』。これもバレエ音楽で、やはり管楽器の音色が大いに楽しめました。それに続いてラヴェルの『ラ・ヴェルス』。懐古趣味の作品とは言え、ラヴェルの手練手管の限りを尽くした一曲だと思います。ピリオド楽器で演奏すると、もちろん楽器自体の音色の違いに由来するオーケストラ全体の響きの面白さが格段に違いますねぇ。ダイナミックレンジも違う。特にホルンの強奏は全体のバランスを突き破って、違う世界を見せてくれるような気がします。たった2小節の中でピアニッシモから燃え上がるフォルテッシモまで膨れあがる音のうねりが、何度も何度もホールの空間を満たします。
後半はストラヴィンスキーの『春の祭典』。なんだか全部ゴールのど真ん中にシュートを蹴り込むようなプログラムですねぇ。現在は普通にコンサートのプログラムになっている作品ばかりですが、やっぱり当時はアヴァンギャルドだった作品たち。その最初の響きをもう一度聞き直してみるっていうのは理にかなったことだと思う。春の祭典は冒頭のバッソンはこう響いたんだ。バスクラはこんな音だったんだ。ホルンはあんな鳴り方をしていたんだ。トランペットもコントラバッソンも、そしてヴァイオリンも。はっきり言うと、現代のオケとは異なりかなりハチャメチャな音が鳴っています。バランスが全然違う。でもこれは初めてピリオドオケでモーツァルトを聴いたときにも体験したこと。アンバランスの面白さがたまらない。オケの面々もそこがよくわかっているから、楽器のダイナミックレンジの限界までみごとに鳴らしていました。わずか100年前とは言え、これだけ大きな差になっていたとは。いやとにかく衝撃的な面白さでした。
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今日は最高気温がちょっと上がって28℃ぐらい。湿気もちょっと高くて505以上だったみたい。天気は晴れたり曇ったり。
今日はパーゴラ周りのつるバラ、スペクトラの枝を払いました。この正面の枝はもう15年ぐらい切っていないので、そろそろ更新しようと思った次第です。でも心の中で思ったら、バラの方も感じてしまったみたいで、この10日間ぐらい2番花がやけにきれいに咲いていました。
ここは心を鬼にしてバッサリとやっちまいました。
パーゴラの右側の方も・・・
バッサリとな。明日はゴミの日。枝を切ったら、かなり大きな段ボールが4箱一杯になりました。
朝のうちはちょこっと晴れ間も見えていました。
ドゥフトゴルトの2番花が花盛りです。
パパメイアンもよく咲いています。
アンナプルナ。香りのバラです。
クリムゾン・グローリー
クロティルド・スーペール(粉粧楼)
ダリア
フレグラント・アプリコットも咲き始めました。
マツムシソウに客人が!
熊ん蜂はいつもおいしそうに蜜を飲みます。
コロコロしてかわいいですニャー (=^^=)
園芸種のナデシコが2番花を咲かせています。
オレンジ・マザーズデイ
ピンクのバラはラ・フランス
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