聖なる響き 阿部早希子(sop.) & 桒形亜樹子(org.)2018/03/10 17:32

今日〔3月10日)は代官山教会でソプラノの阿部早希子とオルガンの桒形亜樹子の演奏で、17世紀イタリアの宗教曲を集めた演奏会を聴いてきました。

代官山教会ってのは代官山の駅から徒歩数分のところにある、キャパは100人ほどのこぢんまりとした教会でした。まだできて間もない感じ。ちょっと響きがドライで歌手にはかわいそうな気がしましたが、2階席もあってトータルの響きはまあまあでしょうか。阿部早希子はかつての古楽の歌手のようにストイックなまでにストレートな声にこだわるというわけではなく、ごく自然に発声して、音楽の情感に伴うビブラートまで抑制するような歌手ではないみたいでした。桒形はオルゲル・ポジティフで歌声を心地よくサポートしながら、所々フレスコバルディのトッカータなどをちりばめて豊かな響きを紡ぎ出していました。

曲目はフレスコバルティの鍵盤曲の後にモンテヴェルディやサンチェス、グランチーニなどの宗教曲を続けて演奏するという趣向。まあ復活祭前の神聖な時期にぴったりの曲目ではあるんだと思いますが、スターバト・マーテル、サルヴェ・レギーナ等々まあ1曲でも十分抹香臭いのが、全部で10曲近く並んじゃうと、聞き手としてはやっぱりちょっと辛いものがあります。でも改めてうんモンテヴェルディらしい節回しだなとか、いかにもフレスコバルディだなって曲が並ぶ中で、グランチーニって人の『聖母マリアへ歌え』というのがなかなか面白かった。オルガンではチャコーナによるパルティータが、宗教曲の合間にかわいらしい響きで和ませてくれました。


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夕べ夜中過ぎにまたちょっと雨が降りました。今日も昼頃まではどんよりとした空模様。


近頃雨が多くて花壇の草花はよく潤っています。


天気が良くないんで、クロッカスも閉じています。






白はそろそろ満開を過ぎました。



午前中はどんよりと曇っていました。



芝生の緑はかなり濃くなってきました。



そろそろクロッカスが終わって、スミレやナデシコの花の季節に移ろうとしています。





ノースポールもやっと咲き始めました。

シラー・シベリカ