2日間寒かった2018/02/23 16:22

昨日は朝から晩までずっと1℃から2℃台。一日中シトシト細かい雨が降り続き、時々白いものも混じるといった天気でした。今日も昼過ぎまで同じような天気だったんですが、午後になってちょっと薄日が差してきました。





一日中降り続いていたんですが、雨量は1ミリ。でも今月2日の雪以来ほとんど降っていなかったので屋上の草花にとっては恵みの雨でした。芝生も心なしか緑になってきたような・・・



スミレの類いも花が多くなってきました。



クロッカスは花が閉じています。



ゆっくりとですが、芝生の緑が回復しています。

水滴







このところ毎日朝から晩までオリンピックの中継やら録画放送やら、一日中テレビが垂れ流していますが、これだけ過剰な放送だと、かえって見なくなるような気がします。それに時差があるのかどうかわかりませんが、隣の国でやってるのに午前中から決勝だったり、夜中にテレビをつけたらジャンプをやってて、それがLIVEだったりして、よく意味がわからないオリンピックという印象があります。スキーのアルペン競技がオリンピックの花形だと思っていたんですが、こちらが知らないせいか、今のところほとんど放送がないようです。唯一見たのは女子のスーパーG。20何番だったか、かなり遅いスタート順のチェコのレデツキという選手が優勝をかっさらっていきました。ゴールして電光掲示板を見てもキョトンとして、「え、何かの間違いじゃない?」って表情が印象的でした。この人スノーボードのGSにも出るんだそうで、楽しみにしているんですが、一体いつやるんだろう?

今日はたまたま昼間にテレビをつけたら、女子のフィギュア・スケートをやっていて、ロシアのザギトワが滑り始めるところでした。真っ赤なチュチュを着たドン・キホーテのキトリの出で立ち。15歳だそうですねぇ。純真無垢で溌剌としたキトリをみごとに演じていました。

次に出てきたのが、ケイトリン・オズモンドというカナダ人。初めて聞く名前でしたが、黒いコスチュームを着てみごとなオディールを演じていました。本当に音楽に乗るのがうまい人だ。ジークフリード王子をたぶらかす悪役なんだけど、キトリとは正反対に妖艶な色香を漂わせて音楽と合わせた演技としては、上位3人の中でピカイチ。

最後に登場したのがロシアのメドベージェワ。18歳になったんだそうです。出し物は何と「アンナ・カレーニナ」。18歳にして旦那に愛想を尽かし、若い将校との不倫にのめり込み、最後は汽車に飛び込んで自殺。みごとにストーリーを演じていました。

今回の女子フィギュアスケートでは、点数から見るとこの3人のレベルが飛び抜けていたみたいです。3人とも音楽と動作がここまで一体化した演技は今まで見たことがないほど。フィギュア・スケートって音楽の伴奏で滑るスポーツだと思っていたんですが、今回の3人は今までとは質的に違うものを見せてくれたように思います。

ドン・キホーテのキトリ。32回転は12分35秒から。

白鳥の湖第3幕。オディールの登場は2分15分秒。32回転は11分45秒あたりから。オディールの色香に迷った王子はオディールに求婚してしまう(14分20秒)。すると紗幕の彼方に悲しみに暮れるオデットの姿が浮かび上がる(14分50秒)。これもザハロワです。たぶんスカラ座の公演かな?

アンナ・カレーニナもいろんな人がバレエにしていますが、一番印象に残っているのはペテルブルグのボリス・エイフマン・バレエ。若い将校との不倫に溺れるアンナ(15秒)。世間体を気にして表向きは優しく振る舞うカレーニン(2分50秒)。カレーニンと青年将校ヴロンスキー(4分30秒)。ヴロンスキーとの愛の逃避行〔5分17秒)。ヴロンスキーとの愛と葛藤(7分29秒)。アンナの自殺(10分27秒)。

メドベージェワは演技が終わった後もニコリともせず、リンクから上がってくるまで思い詰めたような表情を崩しませんでしたねぇ。凄い!いやあ印象に残る瞬間でした。