ポカポカ陽気2017/01/12 15:56

今日は12℃を越えました。屋上は快晴無風でポカポカしています。

ピーカン



アンナプルナの蕾がゆっくりとふくらんできました。

昨日植えたアネモネ

アリッサム。実にピントの合わない花です。



クロッカスの芽がどんどん大きくなっています。

クロチルド・スーペール(粉粧楼)


ハツユキカズラ

紅葉の常ですが、逆光の方が美しい。

レディ・ヒリンドンの花が多くなってきました。


ザ・マッカートニー・ローズ


ミニバラ


ノースポール

ヒコーキ


最後のニコル

スペクトラ

ストロベリー・アイス

イエロー・シンプリシティ



ベゴーニャ・オラビデとムデハルの演奏で『モーロの王は行く』。オラビデの歌は大好きだ。

オノフリ指揮 オーケストラアンサンブル金沢 @紀尾井ホール2017/01/12 23:24

今日(1月12日)はオーケストラアンサンブル金沢のニューイヤーコンサート2017というのを聞いてきました。指揮はバロック・ヴァイオリンのエンリコ・オノフリ。紀尾井ホールに行ったのは何年ぶりかなぁ。このところホントに出不精になっちゃって…

まずヴィヴァルディのセレナータ「祝されたセーナ」よりシンフォニア。プログラムの解説によるとフランス国王ルイ15世の息子の誕生を祝って作られた作品だそうだ。ちなみにルイ15世の子どもは最初が女の双子でルイーズ・エリーザベトと、ヴィオールを弾く肖像画で有名なアンリエット(1727年)、その次がマリー・ルイーズ(1728年)、そしてお待ちかねの王太子は1729年生まれのルイ・フェルディナン。解説によればこの曲の作曲年は1726年だそうだ。生まれる3年前に祝いの曲ができてたんだな。よくありがちな急・緩・急の3楽章構成。特別祝典的な感じはしなかったけど、まあ予定日が3年も先じゃ作曲家も気が乗らなかったのかな?

アンリエット


次にヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ト長調 作品3−3。調和の霊感の3曲目。短い曲ですが、こっちの方がまだ豊かな響きが楽しめますね。第二楽章のソロ、なかなか楽しかった。裏でチェンバロの通奏低音がいろいろやってましたねぇ。

次にソプラノの森麻季が登場してヘンデルのオラトリオ「時そして覚醒の勝利」から“神によって選ばれた天の使者よ”。覚醒の勝利と言っても、薬物のお話ではない。内容は極めて道徳的な、要するにどうでもいい話。曲もヘンデルにしてはなぁ… 森麻季って人、新日フィルだったか、都響だったかでマーラーのシンフォニーのソロを歌ってたような記憶がある。ですが、出演していたという記憶があるだけで、声や歌に関してはまるで覚えていないんです。で彼女、正月のテレビに出てて、ヘンデルの『ジュリオ・チェーザレ』のクレオパトラのアリアを歌ってたんですが、これはなかなかよかったんですニャー。そんなわけで一度は聞いてみるかと思って出かけたんですが、実際に聞いてみるとふにゃふにゃした声で、え、こんなことやってるの? かなりがっかり。

前半の最後にヘンデルの『王宮の花火の音楽』。いやあ、一本調子でまるで起伏のない音楽やってましたねぇ。賑やかなのは結構だけど、ちょっと嫌になる。やっぱり美しいオリジナル楽器の演奏を聴きたいねぇ。

金沢から出てきて東京でやるのが、何か特別なことなのかな? ホールに一歩足を踏み入れると何やら異様な雰囲気。入り口左手のCD売り場のすぐ横から、ロビーの一番奥まで、壁際にダークスーツのオヤジどもが数十人等間隔にずらっと並んで、山口組の親分さんを出迎えるような様子。なんか気持悪いなぁと思っていたら、開演前から光り輝くスカルプの井上ミッキーがなにやら忙しそうに客席を行き来して挨拶回り。演奏が始まると近くのオッサンが(多分関係者席なんだろうけど)ガサゴソ双眼鏡を取り出してステージをつぶさに観察。演奏中なのに堂々懐中電灯をつけてプログラムに視線を落とす。さすがにホールのお姐さんが注意していましたが、休憩時間にそのお姐さんに大声で食ってかかってました。この人ホームレスみたいに大量の荷物を持って歩いてるんだが、あの中かからドスやらチャカが出てきても何ら不思議ない雰囲気を漂わせていたなぁ。ちょっと逝っちゃってる。こういう演奏会ってどうよ。あたしゃ嫌だね。というわけで、前半だけ聞いて退散。

でも音楽会の前にまた秋本でうなぎを食っていったんで、まあ満足かな。茶碗蒸しもうまかった。うなぎのタレと、茶碗蒸しの出汁が、かつてよく行った近所の鰻屋にそっくりなんだなぁ。そこの店はオヤジが病気になって閉店しちゃったんだけど。8時半には家に帰り着いたし、後半は聞かずに帰ってちょうどよかった。