ダニエル・ハーディング指揮パリ管+ジョシュア・ベル2016/11/25 11:03

昨日(11月24日)は池袋の芸術劇場でパリ管を聞いてきました。指揮はパーヴォ・ヤルヴィの後を継いだばかりのダニエル・ハーディング。ブリテン(ピーター・グライムズから間奏曲)をやったあと、本日のメイン・ディッシュはブラームスのヴァイオリン・コンチェルト。ジョシュア・ベルって人、名前は知っているけどたぶん聞いたのは初めてだと思う。名前からしてユダヤ臭が芬々としているんですが、音楽は楷書。アメリカの(特にジュリアード出身の)ヴァイオリン弾きにありがちな、ベタベタ・ゴテゴテした粘着質の音楽じゃなくて、思いの外爽やかな音楽を聴かせてくれるみたい。特別奇をてらうこともなく、しかし押さえるところはしっかりと押さえて、見通しのいい音楽を奏でていました。指揮者のサポートもなかなか。第2楽章のオーボエいい仕事してましたねぇ。

後半はベルリオーズの劇的交響曲「ロメオとジュリエット」から、「ロメオひとり〜キャピュレット家の大宴会」、「愛の情景」、「マブ女王のスケルツォ」、「キャピュレット家の墓地にたたずむロメオ」の4つの場面を演奏。声楽の部分を除いた抜粋といった所でしょうか。まあ、一生に一回聞くか聞かないかという曲だから、あまり分析的なことは言えませんが、有名な「愛の情景」はたとえようもなく美しい瞬間もあったな。でもベルリオーズって根っからのスキゾ体質だから、トリスタンの音楽みたいに徹底して突き詰めるわけではなく、何となく流れていく、そんな音楽でした。「マブ女王のスケルツォ」のホルン、なかなか頑張っていたと思います。ちょっと珍しい曲を並べるのがハーディングの趣味なんでしょうけど、これからどうなっていくのかな? 指揮自体は細部を明瞭に響かせながらも、全体の構築感もしっかりした音楽作りをしていたんじゃないかと思います。


(ブツブツ)
千円も取るプログラム。藤田茂ってのが曲目の解説を書いているんだが、その14ページ。ブリテンの曲目が「オペラ<<ピーター・グライズム>>から」だってさ。


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雪の朝 

ドピーカン

でもよく見ると、日当たりがちょっと悪い、南側の一角に雪が残っていました。


バラには着雪の被害はあまりありませんでした。


南西のオーバーハングの部分。



雪と言ってもザクザクのザラメのようになっています。

パパメイアン


ストロベリー・アイス

マルコ・ポーロ

ザ・マッカートニー・ローズがまた咲き始めました。

インカ

繊細なナデシコの花が雪に濡れてちょっとかわいそう。


バラの雫

キラリ


ブルー・ムーン

オレンジ・マザーズデイ


スペクトラ