7月8日 読響&ハルトムート・ヘンヒェン シューベルトの<未完成>、ブラームスの交響曲第1番他2014/07/09 16:51

今日は台風が接近中。霧雨のような弱い雨が時々降っています。昨日は久々にちょこっと青空が出現。







アンジェラ

パレード

楽園


サハラ


オレンジ・マザーズデイ

インカ

サルスベリ











昨日(8日)は池袋の芸術劇場で読響を聞いてきました。指揮はハルトムート・ヘンヒェン。どこかで聞いた名前だなぁと思ったら、数年前、若杉弘が亡くなった年に、二国で急遽『ヴォツェック』を振った人でした。あの時はあまりにもひどい舞台と演出のおかげて、音楽的な感興はどこかに吹っ飛んじまって、印象に残っていない。でもその当時にはすでに、アムステルダムの『指環』の映像が発売されていたりして、ちょこっと話題にはなっていた指揮者のようです。

まずブラームスの『悲劇的序曲』の冒頭に叩き付けられた2つの音に痺れました。重厚な響き。一瞬本当に読響の響きかな?っと疑ってしまった。しなやかでいて重い弦の響き、情緒たっぷりに歌う管楽器のアンサンブル。オケの質感まで変えてしまう指揮者です。続くシューベルトの未完成。これも入りのチェロ・バスに痺れたねぇ。そしてゆっくりと刻み始める弦。オーボエが入ってきて・・・何と言うことでしょう。すべてが聞き手の心に寄り添うような響き。ホルンの経過部からチェロの第2主題。「うんうん、そうなんだよ」って思わず頷いてしまう音の運びです。

後半はブラームスの交響曲第1番。冒頭は6拍子でしょうか。緊張感溢れる雄大な響きがホールを満たし、一度静まってからティンパニの一発でソナタに突入。このあたり作為を感じさせないテンポの設定は見事。第2楽章はヴァイオリンのソロが注目ですが、それ以上にホルンや木管のバランスも重要。この日のホルンはよかったねぇ。もちろんオーボエも。第4楽章のホルン→フルート→トロンボーンと受け渡してコラールに入る有名な箇所なんざぁもう神がかっていましたねぇ。これからももっともっと聞きたい指揮者です。




ワールドカップは準決勝第1試合。ブラジルvs.ドイツ。点差はともかく、順当にドイツが決勝進出。コ(個)のブラジルをチームのドイツが当然のごとく完膚無きまで叩きのめした試合。ブラジルは烏合の衆と化したコが右往左往し、ドイツの華麗なパスワークに最後まで翻弄されっぱなし。開幕戦オーバーアクションで誤審のPKを獲得したフレッジは、この日も何度も大げさに倒れて見せましたが、さすがにレフェリーも相手にしなければ、ブラジルの観客も盛大なブーイングを浴びせる始末。今回コで大会に臨んだどこかの国を彷彿とさせるような惨めなブラジル。試合後の選手の姿には哀愁すら漂っておりました。やっぱりサッカーはコのゲームじゃなくて、チームでやるゲームなんですよ。まあ、当たり前の話だけど。さてそろそろブラジル各地で暴動が起きるんじゃないか・・・

それからワールドカップ開催中の7月7日、史上最も偉大なフットボーラーと言われるアルフレッド・ディ・ステファノがマドリーで亡くなったそうだ。アルゼンチン生まれでスペインの国籍もあり、コロンビアの代表チームでもプレイしたと言われる人ですが、ワールドカップには一度も出場せず。それにも関わらず、今でも世界最高のサッカー選手と呼ばれる、ペレよりもマラドーナよりも有名な人物。享年88。



コッペリアの作曲者はレオ・ドリーブ。今日はドリーブのオペラ『ラクメ』から「フラワーデュエット」。おなじみガランチャとネトレプコ、バーデン・バーデンの金持ち御用達劇場のライブです。

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